今回は、『首切り島の一夜』を読みました。
壮年の男女と元教師が四十年ぶりに修学旅行を再現した同窓会を企画する。
行き先は濤海灘に浮かぶ弥陀華島、別名星見島とも言われる離島。
宴席で久我陽一郎は、当時自分たちの高校をモデルにミステリを書いていたと告白する。
その夜、宿泊先で久我の死体が発見される。
折悪しく荒天のため、船が運航できず、天候が回復するまで捜査員は来られない。
宿にとどまった七人は、一夜それぞれの思いにふける……。
彼ら一人ひとりが隠している真実は、事件の全容をあきらかにするのか──。
商品説明より
『首切り島』っていう名前から「こわっ！」っと思いつつ、どんなお話なのかドキドキしながら読み進めました。
そして読み終えた今、かなりモヤモヤ。
内容は、修学旅行を再現した同窓会の話から始まり、事件が起きます。
事件後は、出席している一人一人がどんな人物なのかの過去話になり、・・・終わりみたいな。
同窓会参加者のそれぞれキャラが濃い。過去に平気で犯罪を犯している人もいるし（なんで捕まってないの？）、自分自身や家族、人間関係に問題を抱えているいたり。それぞれなにか問題を抱えているんだなぁと思いながら読み進めました。でも、それぞれの過去の話が今回の事件にどうつながっているのか、読み終わった今でもわからない・・・
そして最大のモヤモヤはラスト。
捜査はまだ途中。最後に読者は犯人がわかるけど・・・え、これで終わり?みたいな。
というか『首切り島』というから、昔からそう言われている島だったり、連続殺人、クローズドサークルとかをイメージして読み始めたんだけど、実際は全く違っていました。
この記事を書いている今も、モヤモヤ・・・でも、私の理解力が追いついていないだけなのかもしれないです。
数年後また読んだら、違った印象になるのかな？
